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freeeで読み取りにくかったレシートとはどんなもの!?

領収書やレシート 証憑を知ろう

皆さん、freeeでパシャパシャしてますか?

税理士事務所の方や経理をバリバリやってきた方は「自分で入力した方が早いし!」という方もいらっしゃるかと思いますが、経理の素人を自認されている方にとってはfreeeの【カメラでとったらある程度入力してくれる機能】はすごく有り難いのでは無いでしょうか?

弊社でも、お客様により一層、快適な税務ライフを過ごしていただくためにもfreeeをはじめクラウド会計の活用は必須と考えております。

freeeも以前と比べるとOCRのレベルが格段にあがり、自動で入力を正しくできることも増えてきました!そんな中で、「これはむりだったか…」というものを紹介していきたいと思います。

折れ曲がったまま撮影しちゃったレシート

こちらの領収書は、日用品と食料品が混合しているレシートです。つまり、消費税が8%と10%を区別して記帳をして欲しいのですが、残念ながら、全部10%で判定されています。

レシートをよーく見ると、8%と10%で別々で表記されていますが、折れてしまっているためちゃんと読み込めなかったようです。

なお、きちんとまっすぐにきれいに撮影ができている場合は下記の通り、8%と10%を別々で書いてくれます。

クレジットカード売上票や処理連絡票など領収書やレシート以外で売買を証明するもの

クレジットカード売上票

クレジットカードでものを買った場合に渡されるクレジットカード売上票。これは領収書やレシートではないけれども、クレジットカードで取引をしたことを証明するものです。しかし、これだけでは、領収書やレシートに必要な記載情報が足りません。

領収書・レシートに記載されてないとダメなもの

  1. 取引日
  2. 宛名
  3. 金額
  4. 但し書き(何を買ったのかor何のために買ったのか)
  5. 金額の内訳(税率ごとに区分した取引合計金額)
  6. 発行者名

税抜き価格が5万円以上の売上代金になる領収書を発行する場合、領収書には売上代金に応じた収入印紙の貼付が必要です。

【インボイス対応】

さらに、インボイスとして発行する場合は下記も必要です

  1. 適用税率
  2. 区分ごとに記載した消費税額等
  3. 発行者の登録番号

出典:国税庁「適格請求書等保存方式の概要」

それ故、クレジットカードで取引した証拠にはなりますが、領収書、レシートの代わりにするのには情報不足です。ですが、freeeはそれでも読み取れる、日付と金額はきちんと読み込んでくれます。

レシートとクレカ売上票を上げちゃったらどうなる?

次のギモンとして、「じゃあクレカ売上票とレシート、両方アップロードしちゃったらどうなるの?」と思ったりしませんか?

freeeはそんなことも対応済み。

freeeで領収書と控えを両方スキャンしちゃったら?

クレカ売上票や控えと、領収書を両方アップロードしてしまった場合、日付と金額から重複の可能性があることをお知らせしてくれます。重複の可能性がある旨は比較的しつこくいろんな画面でいってきます。「重複の可能性あり」の文字を見たら疑ってかかりましょう。

税務のために使うのは【領収書】の方です。なくしてしまってどうしようもない状況の場合のみ、控えや売上票を保存しましょう。

処理連絡票やコインロッカーのご利用明細書

クレジットカードでものを買った場合に渡されるクレジットカード売上票など、領収書やレシートではないけれども、売買を証明するものもあるかと思います。

モバイルSuicaやモバイルPASMOで入場したけど出場時に電池が切れてしまってでられず、現金で支払った…という場合のものです。これには電子保存情報が記載されていませんでした。

しかし、取引登録画面では、

  • 勘定科目 旅費交通費
  • 税区分  課税
  • 税率   10%
  • 金額   340円

と、正しく記載されていました。SuicaやPASMOという単語を読み取ったのかも知れないですね。

これは、この処理連絡票にはT番号や電話番号が記載されていないため、取得できなかったためです。freeeの電子保存情報の発行元は、電話番号とT番号の2つから判断をしています。

同様に、日付と値段しか書かれてないチケットの半券、ご利用証明書などは電子保存の発行元を自動的に読み込む事はできません。

人間も「ん?」となるカスレ文字

こちらは、四谷三丁目駅にあるバーガーキングの領収書です。同店発行の他の領収書は読み取れたのですが、こちらのカスレカスレの領収書はやっぱりAIでも読み込むことは出来ませんでした。

まとめ

一昔前までのOCRでは考えられないほど、読み取りがきれいにできるようになりました。100枚弱の写真をとって、これしかNGがでなかったのが一昔まえでは考えられません。

きちんと読み取れる様になった理由としては、英数字は他のツールでも読み取り機能が上がっているのですが、freee独自の方法として、電話番号と法人番号の両方から発行元を探るので、発行元の住所や漢字ひらがな・カタカナといった読み取りにくいものを使っていないからなんです。

インボイスも悪いことばかりではないんだ…と思った今日このごろでした。

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