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経費に「お子様ランチ」があるとヤバい理由

皆さんこんにちは。

今日も元気な税理士法人YFPクレア。とある監査担当者が税理士に質問していました。

あのぅ…接待のレシートにお子様ランチが入ってるんですけど

あらら~大変。でも、実にこういうことは多い!

で、税務調査でスパーンとされます。スパーンと!では詳細をお話しましょう。

税務調査でよく見つかる「お子様メニュー」

税務調査では接待交際費は注目ポイント。何人なのか、相手は誰なのか、金額は適正なのか…

その接待交際費のレシートの中にお子様向けのメニューがあると「子連れで接待はしないよね?」と否認されます。サラリーマンでも、よっぽどの事態でなければ子どもを連れて仕事はしないはず。子どもがいるということはプライベートだよね?と判断されます。

それだけでは済まず、

税務調査官

あ~この人はこういうことしちゃう人なのね。
ってことは叩けばホコリが出るな!!追徴課税に延滞税取れるぜラッキー!!

と、なります。つまりもっともっと細かくチェックされるようになる…ということです。

そうなると、出張の行き先もチェック。議事録はありますか?何したんですか?どこの取引先ですか?誰と会いましたか?どの売上に繋がりますか?え?全部ない?それって旅行ですね?と、次々に否認の連鎖が始まりです。

1枚のレシートをきっかけに次々と見つかる怪しいレシートたち。
税務調査官による無双は止まりません。

プライベートの出費を事業の経費にしようとする人は多いです。が、それは一事が万事。1枚あれば10枚はある…と言わんばかりに調査を受けることになります。

税務調査は個人事業主でも増えている

今までは税務調査は法人が多かったイメージですが、今は個人事業主に入ることも増えています。それも副業でやっているようなYouTuber等も含めて…です。

無申告者が多いというのもありますが、税務署のチェック機能のシステム化が進んだのも原因の一つです。

同じ規模、同じ内容の事業者と比べて、異常値があると税務調査に入られやすい傾向があります。

全く水道や電気を使う事業内容でもないのに、水道光熱費が異常なほど高い…とか、接待交際費が異常なほど高い…などなどです。デジタル化が進んだからこそ、ムダな税務調査を行われなくなってきたのはいい流れですね。

だって、真面目にやってれば、税務調査が来にくい社会になっているということですから、税務署の人員も合理的に使え、悪事を働いている事業者にはお灸を据えられます。

我々税理士事務所としてほんのちょっとした「少しでも税金さげたいなぁ」という気持ちに魔が差してしまったときに、正気に戻っていただくのにこの話はさせていただいております。

もちろん、そんな方法をせずとも、税務署が認める節税方法もありますから、弊社が推進するのはそっちのみ。

税務調査は正直疲れます。すごく疲れます。時間も取られます。本業の邪魔でしかありません。入らないに越したことはないです。

ほんの1枚のレシートが事業の足をすくう可能性がある…ということをご理解頂ければと思います。

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