皆さん、最近、現金使っていますか?私は全然使っていません。ほとんどがクレジットカードやQR決済、交通系ICなどによる決済ばかりをしています。便利過ぎるのでクレジットカードで基本的に買い物をしてしまうのですが、そうすると、取引した証明する書類関係が
- 領収書(レシート)
- クレジットカード売上票
- クレジットカードの明細
この3つが発生します。
それぞれ、どういうものなのかも含めて解説します!
レシートは取引内容確認に必要!
領収書とは、取引をしたことを証明する書類です。英語でいうと”receipt”で、カタカナにすると「レシート」…つまりレシートは領収書という意味です。
つまり、両方とも「領収書」という意味です。
ですが、レシートにしても領収書にしても、「必要情報が記載されていること」が重要です。
領収書・レシートに記載されてないとダメなもの
- 取引日
- 宛名
- 金額
- 但し書き(何を買ったのかor何のために買ったのか)
- 金額の内訳(税率ごとに区分した取引合計金額)
- 発行者名
税抜き価格が5万円以上の売上代金になる領収書を発行する場合、領収書には売上代金に応じた収入印紙の貼付が必要です。
【インボイス対応】
さらに、インボイスとして発行する場合は下記も必要です
- 適用税率
- 区分ごとに記載した消費税額等
- 発行者の登録番号
実際、会計ソフトに入力しないといけないような適用税率や区分ごとに記載した消費税額、発行者の登録番号等のインボイスや但し書き(これをもとに勘定科目を判断)という情報は領収書に記載されています。
クレジットカード売上票
クレジットカードの取引は信用取引です。利用者はクレジットカードの会社に一旦立て替えてもらって、実際に払う(銀行からお金が減る)より先に商品を手にする事ができます。
実は、領収書というのは「領収しました」つまり、お金を受け取った証明として発行されるものなので、クレジットカード決済の場合、お店側はまだお金を受け取ってないので領収書は発行出来ません。
このクレジットカードの売上票や控えというのは、カード会社を仲介した信用取引によって商品を受け渡したことを証明する3枚1セット(お客様控え・加盟店控え・カード会社控え)のうちのお客様控えを渡されています。
そのため、クレジットカード売上票は「確かにクレジットカードを使ったぜ!」という証になります。
クレジットカードの明細書は本当に払った証拠!
クレジットカードの明細書は実際にお金が支払われた証拠になります。これによって確定申告の経費の証明にもなります。
とは言え、お金を使ったのは確かでも、何を買ったのか…等はクレジットカードには明細もなく、インボイスの登録番号や消費税の区分も記載されていません。
そういう内容を細かく見るために、レシートが必要になります。
つまり、クレジットカードの明細書とレシートの2つが必要になります。
freeeを使うと便利!
クラウド会計freeeでは、クレジットカードと会計ソフトを連携出来ます。その結果、事業用のクレジットカードを1枚用意すると、そのカードで買い物したものは自動的にfreeeに反映されます。
freeeの場合、仕訳ルールを覚えさせることで自動化が出来ます。
- Aカードを、B商店で購入した場合、勘定科目は「仕入」で記帳
- ETCを含むものはどのカードでも「旅費交通費」
などなど。いつもの取引についてはクレジットカードの明細だけで自動的に記帳することも可能です。
更にレシートの写真をとってfreeeに取り込むと、電子帳簿保存法の要件を満たした形でレシートも保管出来ます。
ぜひ、freeeを上手につかって、快適な税務ライフをお過ごし下さい。
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